不動産売買の価格査定では、空室の物件と、賃借人がいる居抜きでは算定方法自体が異なります。
賃借人がいる物件は、すぐに入居者を追い出して利用することができないので、不動産そのものの価値よりも投資対象として、利回りを重視して計算します。
たとえば、空室なら3千万円の価値がある物件でも、毎月の家賃収入が10万円、年間120万円なら、投資利回りは4%となり、反対に、投資利回り8%を求める投資家からは1500万円の価値になってしまいます。
賃借中の場合と、空室時の査定の差が大きい場合は、賃借人に立退き料を支払ってでも、空室にしてから売却する方法もあります。
ただし、立退き料を支払って空室にしても、確実に高く売れるとは限らないし、売れるまでに時間がかかる可能性もあるので、引き渡しの当日まで家賃収入がある居抜き売買と、リスクとメリットを比較して選択しましょう。
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居抜き物件の査定について
居抜きとは、店舗や工場、居宅などでその付帯設備や備品類、家具などがついた状態で売買取引や賃貸取引を行うものです。通常の不動産物件の査定であれば、築年月や内外装の状態、立地条件、近隣不動産の実勢価格などが参考とされます。 居抜き物件ももちろん通常物件のように築年月等が参考とされますが、一番の違いはその保有設備です。例えば飲食店舗で、最新の厨房設備がある。工場で大型の工作機械があるなど、付帯する設備の価値も含めた査定が行われるものです。